Air用ジャケット新デザイン

ステンレスフィラメントの造形精度が高いのでオリンパスエアー用のジャケットを再デザインしました。いくら造形精度が高くてもFDMプリンターの場合円柱をヨコに寝かしての造形は不得意です。なのでデザインを少しアレンジし積層に対しての最適化をしました。普通、工業デザイナーは金型を作っての製品設計をしますので「金型の割方向」に対してのアレンジには慣れていますが、パーソナル3Dプリンターの場合「積層方向に対しての無理ない形状」を意識しないといけません。サポート用材料を使って造形していけばオーバーハング形状も対応できますが、後処理も大変、エクストルーダ切り替えによる造形不良、造形時間の増大、材料費の増大などパーソナル需要には適していませんので、いつも同一材料で最小のサポートで造形できるようにこころがけています。

耐水ペーパーで軽く磨くと光沢も出てきます。ただ色味についてはセメントを固めたような色なのでこのまま使うのは難しいかもしれません。時間が出来れば「スチームパンク風」に錆やら色やらでお化粧してみたいですね。